friend
夏
階段を降りるとお母さんが慌ただしい事がわかった。
外を見ると
雨が降っていた。
どうやら届けに行くらしい
一人になっちゃうじゃん?
ピンチかも
どうしよう…
「じゃあ行って来るから」
いろんな事を迷っているうちにお母さんは行ってしまった。
完全に一人になった気がした。
おかしい。
2階に兄がいるはずだった
なのに―
どうして一人になった気がするのか。
この場が嫌になりそう…
どうしたらいいんだろう…
兄は2階にいるため、物音ひとつ聞こえない。
1階にさっきから響いているのは、雨の音だけだった
プルルルル
突然ケータイが鳴った。
しゃべっていたら気が紛れそう…
静かにケータイを手に取手着信画面を見た。
河崎 夏…
夏の家族の方からの電話か…?
恐る恐る通話ボタンを押した。
「はい…?」
誰が聞いても分かるぐらいに声が震えていた。
「理央…」
その声は明らかに夏の声であった。
「夏…?」
「そろそろ行くね…」
カチャ
ツーツー
電話は切れ、あたしは明らかに立ちすくんでいた。
くる…
夏が来る…
もうだめかもしれない
そう思った時―
外を見ると
雨が降っていた。
どうやら届けに行くらしい
一人になっちゃうじゃん?
ピンチかも
どうしよう…
「じゃあ行って来るから」
いろんな事を迷っているうちにお母さんは行ってしまった。
完全に一人になった気がした。
おかしい。
2階に兄がいるはずだった
なのに―
どうして一人になった気がするのか。
この場が嫌になりそう…
どうしたらいいんだろう…
兄は2階にいるため、物音ひとつ聞こえない。
1階にさっきから響いているのは、雨の音だけだった
プルルルル
突然ケータイが鳴った。
しゃべっていたら気が紛れそう…
静かにケータイを手に取手着信画面を見た。
河崎 夏…
夏の家族の方からの電話か…?
恐る恐る通話ボタンを押した。
「はい…?」
誰が聞いても分かるぐらいに声が震えていた。
「理央…」
その声は明らかに夏の声であった。
「夏…?」
「そろそろ行くね…」
カチャ
ツーツー
電話は切れ、あたしは明らかに立ちすくんでいた。
くる…
夏が来る…
もうだめかもしれない
そう思った時―