friend
「河崎さんは…」
「何処なんですか?」
「亡くなったのよ…」

亡くなった…?
夏が…死んだ…?
嘘だ…嘘だ…
「嘘ですよね?嫌だなぁ初対面でいきなり嘘言われたの初めてです」
「いいえ…嘘じゃないの…ごめんなさい」

嘘だよ…
そう言って欲しい。
夏、夏、夏、夏!!

「嘘だよ…嘘だよ…う…うわああああ!」

あの時には、泣きさけばなかったら何が出来たのだろうか。
あたしはとにかく泣き続けることしか出来なかった。
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