ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
彼の動きは少しずつだけ早くなっていく。本当の彼を見た嬉しさで痛みを忘れてしまった。
唯、夢中に彼を愛しく想った。
私は彼の腕を枕にした。所謂、腕枕ってヤツ。
「ゴメン」
「どうして謝るの?」
「香波がいいと言うまでしないって約束したのに・・・俺は強引に・・・」
「別にいいわよ・・・私、後悔はしていないから・・・」
「香…波」
彼は甘い声で私の名を呼び、額にそっとキスをした。
「ねぇ、あそこに棚に飾ってるロボットは何の戦隊のロボット?」
「あれは・・・爆風戦隊バクレンジャーのバクレンロボレンだよ。
俺が大河ドラマ「徳川家康」の中で家康の息子役のオーデションに合格した時に父さんが買ってくれたご褒美だ」
「へぇー」
「4歳だったかな?大きな仕事だったから・・・父さんがご褒美だって言って…初めてくれたんだ…それから色々ご褒美は貰ったけど・・・これが一番の宝物だ」
康秋君は自慢げに語った。
唯、夢中に彼を愛しく想った。
私は彼の腕を枕にした。所謂、腕枕ってヤツ。
「ゴメン」
「どうして謝るの?」
「香波がいいと言うまでしないって約束したのに・・・俺は強引に・・・」
「別にいいわよ・・・私、後悔はしていないから・・・」
「香…波」
彼は甘い声で私の名を呼び、額にそっとキスをした。
「ねぇ、あそこに棚に飾ってるロボットは何の戦隊のロボット?」
「あれは・・・爆風戦隊バクレンジャーのバクレンロボレンだよ。
俺が大河ドラマ「徳川家康」の中で家康の息子役のオーデションに合格した時に父さんが買ってくれたご褒美だ」
「へぇー」
「4歳だったかな?大きな仕事だったから・・・父さんがご褒美だって言って…初めてくれたんだ…それから色々ご褒美は貰ったけど・・・これが一番の宝物だ」
康秋君は自慢げに語った。