ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
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遅い夕食を終えて、私は康秋君に誘われるままに彼の部屋に入った。
私の部屋は共用スペースの空き部屋を今は使っていた。
「仕事忙しそうだね」

「そうだ。これ・・・『オペラ座の怪人』のチケットだ」
「いつの??」
「えーとこれはクリスマスの日だ。最前列だぞ。喜べっ。香波」
「クリスマスの日か・・・」
「クリスマスはお前と過ごしたいと思ってチケット取ったんだ。チケットは2枚ある。隣の席の分は悠兄に渡してくれ。悠兄なら、上手く手引きしてくれそうだから」

「また、悠月先生をダシにするの?」

「だってほかに適役居ないんだもん。でも、お前の方から頼んでくれ」

「はいはい」

「そうだ。お前、風呂入った??」

「まだよ」

「俺もまだじゃ一緒に入る?」

「ヤダッ!?恥ずかしい・・・」

「じゃ先に入って、俺はその間に台本見るから・・・」

「分かった」

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