ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
カフェの上へと階段で上がっていく。


「1階はウチのカフェとまだ、入っていないけど店舗用スペース、2階はワンルームマンションで他人貸ししている。3階が俺達相良家の居住スペースだ」


「へぇー」


階段を上がって3階へと到着。

3階のマンションスペースと変わらない沢山のドアを並んでいた。

信吾さんが一番奥の玄関の鍵を開けて、私を部屋に招き入れてくれた。


「マンションのように…扉が沢山ありますが…」


「もともとは…全部マンションにして家賃収入を得ようと思ったんだけど…みんなひとり部屋が欲しいと言い放って・・・」


「へぇー」


「…この一番奥の部屋が共用スペース…ここでみんな…集まって食事をする。後は各々部屋に戻ってゆっくりと一人の時間を過ごすのが、相良家の日常だ」











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