ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
「香波…テストも無事に終わったし、駅前でランチして帰る?」


「うん」


私は友人の恒川優華(ツネカワユウカ)とお喋りしながら、教室を出ようとした。



「待て…安田(ヤスダ)お前に話がある…」


私は相良先生に呼び止められてしまった。


「私に用…ですか?」


「相良先生…それって愛の告白ですか?」


「何突飛なコトを言い出すんだ。私とお前達は先生と生徒だぞ」



相良先生は向きになって優華に返す。



「冗談ですよ。冗談」


「時間は取らせない…恒川は下足室で待っていればいい…来いっ!安田」


相良先生は強引な口調で私を教室から連れ出した。


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