ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
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私はマンションの前で康秋君を待った。
相良先生は陸上部の顧問だから朝練の為、先に登校した。
店から出て来た信吾さんと出くわした。
「康秋待ってるの?」
「はい」
「幻滅しただろ?香波ちゃん」
「いえ…あ・・・少しだけ・・・」
少しどころじゃない。
私、天城康雅のファン辞めたいよ・・・
「お待たせ」
「!?」
「おいっ!?康秋。それで…学校行くのか?」
「これなら、俺が天城康雅だって…バレないでしょ?」
康秋君はボサ髪に牛乳瓶底のような分厚い丸い眼鏡を掛けていた。
「行くぞ!!香波」
彼は甘めのボイスで私の名前を呼ぶとグイっと腕を掴んだ。
「行ってきます!!信兄」
「二人ともいっていらしゃい」
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私はマンションの前で康秋君を待った。
相良先生は陸上部の顧問だから朝練の為、先に登校した。
店から出て来た信吾さんと出くわした。
「康秋待ってるの?」
「はい」
「幻滅しただろ?香波ちゃん」
「いえ…あ・・・少しだけ・・・」
少しどころじゃない。
私、天城康雅のファン辞めたいよ・・・
「お待たせ」
「!?」
「おいっ!?康秋。それで…学校行くのか?」
「これなら、俺が天城康雅だって…バレないでしょ?」
康秋君はボサ髪に牛乳瓶底のような分厚い丸い眼鏡を掛けていた。
「行くぞ!!香波」
彼は甘めのボイスで私の名前を呼ぶとグイっと腕を掴んだ。
「行ってきます!!信兄」
「二人ともいっていらしゃい」