ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
「あ…お前のサンドイッチ美味そう。俺にも一つくれよ」


私が食べようと袋を開けた途端、卵サンドを一つ奪った。

「私はあげるとは言ってないわよ」

「俺の焼きそばパンやるから…文句言うな」

彼は焼きそばパンをちぎって私の口に運んだ。

「口開けろよ」

「・・・」

私は言われるまま口を開けた。

私の口の中に強引に焼きそばパンを押し込んだ。

「喉詰まるでしょ??」

「いちいち文句の多い女だな・・・」

私は紙パックのコーヒー牛乳にストローを差し、一口を飲んだ。

「俺の飲み物は??」

「ない」

「ないって・・・」

「飲み物の注文は承っておりませんので」

「お前…普通・・・気を回して何か買ってくるだろ??」




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