ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
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「いただきます!!」

私は彼の甘い言葉につられ、彼に朝食を作ってしまった。

「なんだか…朝から豪華だな」
康秋君は美味しそうに私のスクランブルエッグを食べる。

「味付けも俺の好み。意外と女子力高いな。香波」

「意外は余計よ」

父一人娘一人。

父には働いてもらわないといけないから、自然と私の家事能力は上がっていった。


「本当に私を『ギャラクシー』に連れて行ってくれるの?」

「でも、男装してくれよ」

「男装?」

「弟の有次として行って貰うから・・・」

「他の『スターファイブ』のメンバーに会わせてくれるのよね・・・」

「ああ」

康秋君はコーヒーを啜りながら頷いた。

「会わせてやるから・・・お前のスクランブルエッグくれ」

「はいはい、どうぞどうぞ」

私は喜んで、康秋君にスクランブルエッグをあげた。



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