ONLY YOU~愛さずにはいられない~Episode.0~
《8》仮装パーティ
ー香波side-
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康秋君はさっさとコース料理を食べ、仕事に戻ってしまった。
「30代の兄二人が独身なのに・・・18歳の康秋が結婚しちゃうよ」
「俺はまだ29歳。20代だ・・・兄貴と一緒にするな。虎お前だって・・・康秋に収入面では先越されているだろうが」
「それを言われると・・・」
「醜い争いだな・・・」
有次君はせせら笑った。
「康兄ちゃんと香波姉ちゃん、けっこんしちゃうのか・・・、でも、僕、弟や妹ほしかったから・・・がんばってね」
「淳之介君ってば・・・」
「孫か…俺もおじいちゃんになるのか・・・」
「お父さん!?私まだ・・・高校生だから・・・それに結婚なんて・・・」
「・・・交際したばかりだもんね。とりあえず、一緒に住んでみればいいのよ」
「相良さん・・・」
「一緒に住んでみれば、相手の悪い所も良い所も見えてくるから・・・」
「時間は必要だな・・・ともかく、早急に引っ越しの準備を始めよう・・・」
お父さんと相良さんは顔を合わせ、微笑み合う。
今夜はホテルのスイートをリザーブしているようだし。
お父さんの頭の中は娘の私のコトよりも相良さんで独占されている。
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康秋君はさっさとコース料理を食べ、仕事に戻ってしまった。
「30代の兄二人が独身なのに・・・18歳の康秋が結婚しちゃうよ」
「俺はまだ29歳。20代だ・・・兄貴と一緒にするな。虎お前だって・・・康秋に収入面では先越されているだろうが」
「それを言われると・・・」
「醜い争いだな・・・」
有次君はせせら笑った。
「康兄ちゃんと香波姉ちゃん、けっこんしちゃうのか・・・、でも、僕、弟や妹ほしかったから・・・がんばってね」
「淳之介君ってば・・・」
「孫か…俺もおじいちゃんになるのか・・・」
「お父さん!?私まだ・・・高校生だから・・・それに結婚なんて・・・」
「・・・交際したばかりだもんね。とりあえず、一緒に住んでみればいいのよ」
「相良さん・・・」
「一緒に住んでみれば、相手の悪い所も良い所も見えてくるから・・・」
「時間は必要だな・・・ともかく、早急に引っ越しの準備を始めよう・・・」
お父さんと相良さんは顔を合わせ、微笑み合う。
今夜はホテルのスイートをリザーブしているようだし。
お父さんの頭の中は娘の私のコトよりも相良さんで独占されている。