元、新撰組です
『なんで、新撰組の沖田総司が妖怪になって人に危害加えてるの!?』
パニックになりかけの音波を見て、沖田は首をかしげた。
「どうして、そんなに驚いてるのさ」
『驚くに決まってんでしょ!?ここ平成ですよ!?あなたは江戸時代の人ですよ!?』
なんでここにいるの!?と思うのが普通でしょ!!と音波は叫んだ。
その姿を見て、沖田は興が冷めたとでも言うような顔をし、猫の姿へと戻った。
「僕にも詳しいことはわからない。でも、死んで気がついたらこの姿でこの時代に居た」
猫の姿をした沖田は、座布団の上に寝転んだ。