元、新撰組です
依頼が完了したあの後、沖田さんと式神契約をした。
すれば、何処にいても彼を呼び出すことが出来るため。契約はとても便利だ。
しかし、契約が完了するまでの時間がとてつもなく長い。途中で沖田さんが逃げ出すくらい長かった。
終わったときには音波も沖田もゲッソリとしており、見るものが悪霊だー!!と騒ぐほどひどい有様だった。
結果的に、フリーだったはずの土日は丸つぶれ。月曜日、音波は疲れの取れない体にムチを打って学校へと登校した。
あんな体験もうしたくない。
戸棚から、金平糖を取り出しながら音波は、少し前の出来事を思い返しため息を吐いた。