元、新撰組です




『こんぺいと、う??』




口の中で、サラサラと解けてしまった金平糖。音波はポカンと沖田を見上げる。




「猫のように戯れたくなるような、美味しさをもつ金平糖って罪深いよね」




ニヤッと笑う沖田の姿は、妖特有の妖艶さを帯びていた。




「ところで、接吻でもされると勘違いしたの??顔、真っ赤だよ??」




『ち、違います!!!!』




ニヤニヤと笑みを絶やすことなく沖田は、音波を見下ろした。





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