『好き』って言っていいですか?
いつも以上に 気持ちよく
頭の中は真っ白になってしまって
何が何だかわかんなくなって…
ただ 必死に 拓斗を求めてたのだけは
覚えてる。
「理名…愛してる
これから ずっとこの先も」
ホントのことが わかっても
愛してくれる?
あたしは拓斗の腕の中に包まれて
少しだけ眠ってしまってた。
目が覚めると 目の前には拓斗の寝顔が…。
えっ?何時?
12時???
鍵は閉められてるよね。
「目が覚めたのか?
このまま寝てればいいのに」
「それは こっちのセリフだけど
あたしは 帰んないと」
あたしは 散らかってる服を取り
身につけた。
「女って大変だな」
ふいに 言った拓斗の言葉。