『好き』って言っていいですか?
『ねぇ~彼女!
一人?』
あたしが 頭をひねりひねり
考えてると 目の前に二人組の男が立ってた。
「違います」
一人なわけないじゃない!
一人で遊園地へ来るなんて
あり得ないでしょ!
『だよねぇ~
女の子同士で来てるの?
だったら 俺たちと一緒しない?』
「いえ…」
もー!!!拓斗!
早く帰ってきてよ!
『いいじゃん!いいじゃん!
友達も帰ってこないことだし
俺たちと遊ぼう!』
いきなり 手を取られた
「ち・ちょっと~離してください」
ニヤニヤと笑う二人組。
そこへ
「おい!その手を離せ!
その子は オレのだけど!」
拓斗が 帰ってきた。
「なーんだ カップルかよ
それなら 男と来てると言えよな!」
急ぎ足で あたしたちの前から居なくなった。