『好き』って言っていいですか?
梢に相談して 髪型とか
手伝ってもらうことにした。
後は メイク道具を鞄に積め
姉の部屋を散策して 服を選ぶ。
でも…制服どうするの?
ブレザーにスカート…
大荷物じゃん!
それをもってデート?
おかしくない?
やっぱ ダメだよ
一度帰ることに 決めた。
梢を 家へと連れてきて
それから 準備しよう!それが一番いい話じゃん。
探してた服を 元通りに直し
自分の部屋へと帰ろう
そう思ってると そこへ 姉が帰ってきた。
「あんた 人の部屋で何してんの?」
げっ!!!
「あ・明日さ~ 梢たちと晩御飯を
食べに行くんだ
だからさ 服を借りようかな~なんて」
「自分のを着なさいよ!」
「そーだけどね
梢にこの前お姉ちゃんの真似をしたら
好評だったんだって 話したら
信じないから 見せてやろうかと思ってさ」
「梢ちゃんは 信じないでしょうね」
「何よ!その勝ち誇ったような顔は!
現にそうじゃん!あの人騙されたじゃん!」
「でも あれっきりでしょ?」
違うしぃ!言ってやりたいけど言えない。