『好き』って言っていいですか?


すると そこへ拓斗が やって来た。


知らんぷり知らんぷり
あの人は知らない人だよ。


言い聞かせても 身体は固くなる。


早く 拓斗帰ってくれないかな?


あっ…。あたしが待たせてる感じ?


4つもあるから 時間かかるんだよね。


「お・お先にどーぞ」


振り向かず ただ譲る言葉を掛けた。


「大丈夫だよ 急がないから」


そーじゃなくて あたしは
席へ 帰って欲しいの!


「いえ 時間かかるので」


「そう言う暇があったら
注げるんじゃない?」


げっ!!!優しくない。
まぁいいか。


女子高生にヘラヘラしないだけ
まだ ましか。






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