それでも君が大好きなんです。
「......。」
「.......。」
私たちは迷っている、
ばっりばりの恋愛ものか
子供が見るようなものか
「ど...どうする!?」
「いや、恋愛もんだろ。これ見たかったんだよね〜♪」
鼻歌が聞こえるくらいルンルンの春夜
私の手をひき映画館まで向かった
ポップコーンとジュースを買って席についた
すると
「あっれ〜??春夜じゃん!」
声をかけて来たのは目の前に座っていた女の人
大人っぽい顔、大人っぽいカッコ
私とは正反対だ
「久しぶりだね。元気にしてた?」
そのキラキラスマイル私にも向けてほしいよ全く...
「元気元気〜。もうあの日から春夜の事が頭から離れないの〜」
「惚れた?」
惚れた?じゃないよ。
隣に彼女!!彼女!!!
この女も見えてないの???
2人の会話を聞いているうちに
映画が始まった
それは驚くほど、過激なものだった...