それでも君が大好きなんです。


春夜の家と私の家は
さほど遠くわないことがわかった


「私の家あそこだから!送ってくれてありがとう」


「ん。風邪引くなよ。んじゃな」


ぽんぽんと頭を軽く叩いたその手は


こんなに寒いのに、とてもあったかかった


春夜がいなくなるまで後ろ姿を見ていた



「...すき。」



そして、そう呟いて中に入った...


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