と な り
…日和ちゃんから、病気のことを聞いた


「日和ちゃん…教えてくれてありがとう。辛かっただろ。」



日和ちゃんは泣いていた

それを見て俺も泣いてしまった



「やっぱり、奏くんは泣いてくれる。優しいから。空胡ちゃんに言った時も空胡ちゃん、泣いてくれた。
泣かないで、お願い。笑って」


「…」


「奏くんに言ったら、ゆうちゃんにも知られるって思ったの。奏くんとゆうちゃんとっても仲良しだから…」


なんでな

「そんなこと、言えるわけないだろ!
優綺とも、仲良しだけど、俺、日和ちゃんとも友達だろ??」


「奏くん…」



日和ちゃん俺ら友達だろ?




「これからは、もっと友達を頼れよ!
迷惑なんて思わないから。
あと、優綺には言わないから安心しんさいな!」


「奏くん…ありがとう。ありがとう!」


「おう!…てか、空胡は、知ってたんだな。今度2人でお見舞いくるからな!迷惑ってくらい行ってやるからな!さみしくないようにしてやるからな!」


「ありがとう!このまま空胡ちゃんと付き合っちゃいなよ!
ワタシ、応援してるんだよ!

2人には…幸せになってほしい。」


日和ちゃん。



って


「日和ちゃん、なんで、俺が空胡のこと好きって知ってんだよ!」


「だって、奏くん分かりやすいもん!」



そうだったのか、俺ってそんなに

「分かりやすいのか…」


てことは、空胡にもバレてる!?



「大丈夫だよ!空胡ちゃんは、ああ見えて鈍感だから、全く気付いてないと思うよ!」



よよよ

「よかった…」



「あはは!頑張れ奏くん!」


「おうよ!さんきゅう日和ちゃん」


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