臆病者達のボクシング奮闘記(第一話)
次の日、図書館へ行った康平だったが亜樹だけがいた。
康平は亜樹に健太が来れない旨を話す。
「……そっか、健太君も来れなかったのね。綾香も今日は用事があるって。……午後一時まではハイペースでいくわよ」
康平は、ここの図書館へ着た当初の目的である眠ってしまった授業のノートの書き写し作業を始めた。
前日は健太達がいたので亜樹もノートを貸しにくかったようだ。
亜樹のノートは、字が綺麗で読み易く覚えたい所を簡潔に書いている為、早いペースで康平の書き写しが進んだ。
授業十一時間分の空白になっていたノートは、午後一時頃に全て埋まった。
二人はロビーで遅めの昼食をとり、休憩していた。
「ワリィな。ホント助かったよ」
「いいよ、言い出したのは私だし」
「でも、俺がノートを書いていない所に付箋が付いていたけど、俺の前の席なのに何で分かってるんだ?」
康平は亜樹に健太が来れない旨を話す。
「……そっか、健太君も来れなかったのね。綾香も今日は用事があるって。……午後一時まではハイペースでいくわよ」
康平は、ここの図書館へ着た当初の目的である眠ってしまった授業のノートの書き写し作業を始めた。
前日は健太達がいたので亜樹もノートを貸しにくかったようだ。
亜樹のノートは、字が綺麗で読み易く覚えたい所を簡潔に書いている為、早いペースで康平の書き写しが進んだ。
授業十一時間分の空白になっていたノートは、午後一時頃に全て埋まった。
二人はロビーで遅めの昼食をとり、休憩していた。
「ワリィな。ホント助かったよ」
「いいよ、言い出したのは私だし」
「でも、俺がノートを書いていない所に付箋が付いていたけど、俺の前の席なのに何で分かってるんだ?」