臆病者達のボクシング奮闘記(第一話)
今やる事に集中しろ
午後二時過ぎ、康平と健太は部活に向かう為、勉強道具をしまい始めた。
亜樹が二人を見て言った。
「あれ、二人共部活は三時からじゃないの? ずいぶん早いのね」
「……遅刻すっと怒られっからな」
「うちの兄貴かなぁ。……あの人私には優しいけど、気が短いからすぐに手が出るんだよね。……大丈夫だった?」
心配そうな顔をしている綾香に健太が答える。
「俺はビンタを食らったけどな。……あ、でも悪いのは俺だったから気にすんなよ」
「そうそう、悪いのは健太だぜ。それに、練習が終わると気さくな感じだしさ」
「そう、……二人が納得してるんだったら気にしないよ。それと、日曜日は午前十時にこっちの駅で待ち合わせでもいいかな?」
「あぁ俺達は大丈夫だぜ。健太も問題ないよな?」
「あぁ、楽しみにしてるよ」
康平と健太は、そう言って図書館を出ていった。
亜樹が二人を見て言った。
「あれ、二人共部活は三時からじゃないの? ずいぶん早いのね」
「……遅刻すっと怒られっからな」
「うちの兄貴かなぁ。……あの人私には優しいけど、気が短いからすぐに手が出るんだよね。……大丈夫だった?」
心配そうな顔をしている綾香に健太が答える。
「俺はビンタを食らったけどな。……あ、でも悪いのは俺だったから気にすんなよ」
「そうそう、悪いのは健太だぜ。それに、練習が終わると気さくな感じだしさ」
「そう、……二人が納得してるんだったら気にしないよ。それと、日曜日は午前十時にこっちの駅で待ち合わせでもいいかな?」
「あぁ俺達は大丈夫だぜ。健太も問題ないよな?」
「あぁ、楽しみにしてるよ」
康平と健太は、そう言って図書館を出ていった。