臆病者達のボクシング奮闘記(第一話)
内海がホッとした表情で話す。
「俺の説明も終わったし、今から練習開始だ。あさってから梅ッチ達が練習に来るから、俺達が教える練習は今日が最後だ」
「残念ですね」健太が言った。
「まぁ直接教えるのが最後なだけで、明後日までは来るからな。今日はシャドーとミットがメインの練習だからよ。まず、最初にシャドーを七ラウンド。鏡の前でのフォームチェックが三ラウンドと、リングの中で四ラウンドだ。さぁ始めるぞ」
山本はそう言って練習開始のブザーを鳴らした。
一年生達は鏡の前でシャドーボクシングを始めた。
シャドーボクシングが終わり、山本が次の指示を出す。
「これからミットと形式練習をやるからな。……ここは狭いから、サンドバッグを全部外して脇に寄せるぞ」
六人全員でサンドバッグを脇に寄せると、狭い練習場も広く使えるようになった。
内海が言った。
「最初は俺が翔のミットを受ける。タケは賢治とミットだ」
「俺の説明も終わったし、今から練習開始だ。あさってから梅ッチ達が練習に来るから、俺達が教える練習は今日が最後だ」
「残念ですね」健太が言った。
「まぁ直接教えるのが最後なだけで、明後日までは来るからな。今日はシャドーとミットがメインの練習だからよ。まず、最初にシャドーを七ラウンド。鏡の前でのフォームチェックが三ラウンドと、リングの中で四ラウンドだ。さぁ始めるぞ」
山本はそう言って練習開始のブザーを鳴らした。
一年生達は鏡の前でシャドーボクシングを始めた。
シャドーボクシングが終わり、山本が次の指示を出す。
「これからミットと形式練習をやるからな。……ここは狭いから、サンドバッグを全部外して脇に寄せるぞ」
六人全員でサンドバッグを脇に寄せると、狭い練習場も広く使えるようになった。
内海が言った。
「最初は俺が翔のミットを受ける。タケは賢治とミットだ」