臆病者達のボクシング奮闘記(第一話)
合同練習から帰った康平と健太は、家の近くの古本屋で立ち読みをしていた。
マンガを読みながら健太が康平に言った。
「今日は楽しかったな」
「あぁ、そうだな」
「飯島先生が言ってたけど、うちの高校はかなり強いらしいぞ」
「俺も思ったよ。二年もみんな強いもんな」
「兵藤先輩カッコ良かったな。相手前のめりでダウンだぜ」
話のテンションが上がり始めた途端、二人は古本屋の店主に怒られた。
いつもは立ち読みを許しているのだが、今日はウルサクくて迷惑だったらしい。
さんざん謝った後二人は外に出た。
小さい頃から店主に何回か怒られていたのもあってか、ケロっとした顔で健太が再び話し掛ける。
「俺さぁ……部活続けてみるけど、お前はどうする?」
「構えだけやらされてるのは、うちの高校だけじゃないみたいだし、俺も続けるつもりだよ。……それに試合で勝つと気持ち良さそうだしな」
マンガを読みながら健太が康平に言った。
「今日は楽しかったな」
「あぁ、そうだな」
「飯島先生が言ってたけど、うちの高校はかなり強いらしいぞ」
「俺も思ったよ。二年もみんな強いもんな」
「兵藤先輩カッコ良かったな。相手前のめりでダウンだぜ」
話のテンションが上がり始めた途端、二人は古本屋の店主に怒られた。
いつもは立ち読みを許しているのだが、今日はウルサクくて迷惑だったらしい。
さんざん謝った後二人は外に出た。
小さい頃から店主に何回か怒られていたのもあってか、ケロっとした顔で健太が再び話し掛ける。
「俺さぁ……部活続けてみるけど、お前はどうする?」
「構えだけやらされてるのは、うちの高校だけじゃないみたいだし、俺も続けるつもりだよ。……それに試合で勝つと気持ち良さそうだしな」