臆病者達のボクシング奮闘記(第一話)
試合に出る裕也と気になる女の子
しばらく新しいメニューでの練習を続ける一年生達。徐々に体力がついて、こなせるようになってきた。
ただ、フォームはまだギコチない。
「有馬、左ジャブが裏拳になってるぞ。鏡の前で構えた時、左拳と左肩が同じラインになるんだ」
「高田、右ストレートを打っても左足の親指を浮かすんじゃねぇ!」
梅田のチェックは、マンベンなく一年生全員に施される。
だがパンチというアイテムを貰った一年生達は、精神的に充実して練習していた。
その日の練習が終わり、帰ろうとしていた康平と健太は、梅田と飯島が呼び止められた。
「お前らこいつを知ってるか?」
梅田はそう言って、二人にインターハイ県予選のトーナメント表を見せた。
それを見た康平と健太は、驚きのあまり固まってしまった。
ライトウェルター級のトーナメント表には、坂田裕也の名前が出ていたのだ。
ただ、フォームはまだギコチない。
「有馬、左ジャブが裏拳になってるぞ。鏡の前で構えた時、左拳と左肩が同じラインになるんだ」
「高田、右ストレートを打っても左足の親指を浮かすんじゃねぇ!」
梅田のチェックは、マンベンなく一年生全員に施される。
だがパンチというアイテムを貰った一年生達は、精神的に充実して練習していた。
その日の練習が終わり、帰ろうとしていた康平と健太は、梅田と飯島が呼び止められた。
「お前らこいつを知ってるか?」
梅田はそう言って、二人にインターハイ県予選のトーナメント表を見せた。
それを見た康平と健太は、驚きのあまり固まってしまった。
ライトウェルター級のトーナメント表には、坂田裕也の名前が出ていたのだ。