誇り高き
「何故、お前は隊士になりたい?」
土方は慎重に尋ねる。
「生きるため」
「隊士になれば死ぬ危険は高くなるぞ」
「構わない」
「構わなくないわっ!」
山崎が怒鳴る。
「紅河は、隊士になるってこと分かっとらん!あんたはどんな時でも生きなきゃあかんのやろ‼︎」
「舐めるなよ、山崎」
紅河の鞭打つ声に、部屋が静まり返る。
「…総司、取り敢えず近藤さんを呼んでこい。話はそれからだ」
「副長…!」
土方の言葉に山崎は、声を荒げる。
近藤さんを呼んでこい。
副長である土方は、局長である近藤勇に相談しなければ、決めれない。
だが、紅河が隊士になるのを反対していれば、そもそも近藤に話を持っていかないそれはつまり、土方自身は彼女の入隊に反対では無いと言うことだ。
山崎は、最後の砦だと思っていた土方の言葉に打ちのめされる。
その様子を見て紅河は唯、溜息をついた。
土方は慎重に尋ねる。
「生きるため」
「隊士になれば死ぬ危険は高くなるぞ」
「構わない」
「構わなくないわっ!」
山崎が怒鳴る。
「紅河は、隊士になるってこと分かっとらん!あんたはどんな時でも生きなきゃあかんのやろ‼︎」
「舐めるなよ、山崎」
紅河の鞭打つ声に、部屋が静まり返る。
「…総司、取り敢えず近藤さんを呼んでこい。話はそれからだ」
「副長…!」
土方の言葉に山崎は、声を荒げる。
近藤さんを呼んでこい。
副長である土方は、局長である近藤勇に相談しなければ、決めれない。
だが、紅河が隊士になるのを反対していれば、そもそも近藤に話を持っていかないそれはつまり、土方自身は彼女の入隊に反対では無いと言うことだ。
山崎は、最後の砦だと思っていた土方の言葉に打ちのめされる。
その様子を見て紅河は唯、溜息をついた。