誇り高き
下弦ノ月









半分に欠けた月が、船みたいだと君は言った。






じゃあ、その船に乗ったらどこまでいけるのだろう。








遠く、広い世界。








まだ、自由を望めた頃。








見上げた月は、輝いていた__________













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