誇り高き
あるところに蜻蛉と言う、謎の忍が居ました。

蜻蛉は任務で壬生浪士組に潜入し、そこで隊士に化けている敵の忍を殺しました。

しかし、土方に見つかってしまい捉えられてしまいます。

さて、壬生浪士組屯所で目を覚ました蜻蛉

その正体は、白髪に秀麗な面立ちの女でした。

その名は紅河(こうか)。

彼女は正体を明かす代わりに、過去の事を探らないと言う取引を土方と行います。

しかし、彼女は隊士を殺していたこともあり、直ぐに殺されるはずでした。

ここで山崎丞が登場します。

紅河と山崎は知り合いでした。

幼馴染です。

山崎は紅河が蜻蛉だったことに、吃驚。

が、幼馴染を救おうと紅河が殺した隊士が長州の忍であった事を明かします。

紅河の命は救われました。

そこで、紅河は隊士になりたいと言い出します。

が、山崎が大反対。

そんな危険な事はさせたくない。

山崎は、断固として譲りません。

そこで紅河、山崎に勝負を持ちかけます。

紅河が勝ったら、山崎は反対するのをやめる、山崎が、勝ったら紅河は隊士になるのをやめると言う勝負です。

この勝負、勝ったのは紅河でした。

晴れて紅河は隊士になります。

役職は隊士長と監察方。

そうして紅河は壬生浪士組で隊士として働き始めました。

それから暫くして、何人かの幹部たちが大阪に行くことになりました。

その穴を埋めるため、紅河は隊士長として初の大仕事です。

巡察で三十人程度の浪士に襲われましたが見事撃退。

紅河の仕事は成功に終わりました。

更に、紅河には監察方としての初の大仕事もありました。

新見錦を騙し、切腹させることです。









< 61 / 211 >

この作品をシェア

pagetop