パソコン部の青春
レイの秘密
「あ、起きましたね、田村さん。」
え!?何故知ってる私のこと!?
「え? 私のこと知ってるんですか?」
「知ってますよ」
「ごめんなさい、私は知らないです…
えっと、名前は?」
「カワサキマコトです。地名と同じ川崎に、信じると書いて信。」
…やっぱり知らない名前だ。
「え、何年生ですか?」
「二年生ですよ」
なんだ、タメか。
「まじか、何組?」
「5組です」
「あ、じゃあタケル達と同じクラスか」
「あ、はい。同じクラスです」
会話が切れた。
「え、てかさ、何で私のこと知ってるの?」
「調べたからです」