トキトメ
「入って」
私のマンションは、車で10分もかからない場所にあった。
夕べは道が良くわからなくて、離れた場所だと思ってたけど、裏道を通れば案外
近かった。
並びにはコンビニもあって、ちょっとしたものを買いに行くのには便利だ。
「俺んちとは大違い」
「そんな事ないわよ。1LDKの一人暮らし用だもん」
「でも広く見えるよ」
「そう? あー、あんまり物が無いからかも」
「俺、女性の部屋はもっとピンク色してて、物が多いイメージだった」
「ふ~ん。今まで付き合ってた子が、そんな子だったんだ~」
「今までって言っても10代の頃だよ。20歳過ぎてからは女っ気無し」
「ホントに? 良くんカッコいいから、女には困らないって感じなのに」
「そんな事ないよ」
「だけど、顏は草食系なのに、やる事はけっこう肉食系よね」
「肉食系って嫌い?」
「ううん。私、昨日初めて知った。自分は、ぐいぐい来られると、NOと言えない
人間だったんだって。でも、その男らしさに参っちゃったのかも」
私のマンションは、車で10分もかからない場所にあった。
夕べは道が良くわからなくて、離れた場所だと思ってたけど、裏道を通れば案外
近かった。
並びにはコンビニもあって、ちょっとしたものを買いに行くのには便利だ。
「俺んちとは大違い」
「そんな事ないわよ。1LDKの一人暮らし用だもん」
「でも広く見えるよ」
「そう? あー、あんまり物が無いからかも」
「俺、女性の部屋はもっとピンク色してて、物が多いイメージだった」
「ふ~ん。今まで付き合ってた子が、そんな子だったんだ~」
「今までって言っても10代の頃だよ。20歳過ぎてからは女っ気無し」
「ホントに? 良くんカッコいいから、女には困らないって感じなのに」
「そんな事ないよ」
「だけど、顏は草食系なのに、やる事はけっこう肉食系よね」
「肉食系って嫌い?」
「ううん。私、昨日初めて知った。自分は、ぐいぐい来られると、NOと言えない
人間だったんだって。でも、その男らしさに参っちゃったのかも」