トキトメ
午後からは、午前中の忙しさが嘘のように静かな時間が流れた。各自、自分のデスクに座り、仕事をこなしてゆく。
「椛島、前田、ちょっと来てくれ」
部長から呼ばれて、私達は部長室へ入った。
「何でしょうか?」
「椛島、前田を連れて、丸松倉庫に行って来てくれないか?」
「えっ?」
「お前は新入社員の教育係りだろ。営業1課の塚田君にも同行してもらう」
「で、何をすれば・・・」
「丸松倉庫の物資移動の件だ。塚田君にも言ってある。彼が上手くやってくれるはずだ」
丸松倉庫は、うちの会社より小さな倉庫だけど、扱っている荷物は、大手企業のものが多かった。
それを、ディスカウントショップやホームセンターに納める。
前に一度、うちの倉庫に入りきれなくなった物を預かってもらった事があったが、立地条件も良く、うちの子会社にする計画がある。
その手始めとして、丸松倉庫に保管してある物資のうち、大型家電をうちの倉庫に移動させようという話があった。
いよいよその話が動き始めるようだ。
「椛島、前田、ちょっと来てくれ」
部長から呼ばれて、私達は部長室へ入った。
「何でしょうか?」
「椛島、前田を連れて、丸松倉庫に行って来てくれないか?」
「えっ?」
「お前は新入社員の教育係りだろ。営業1課の塚田君にも同行してもらう」
「で、何をすれば・・・」
「丸松倉庫の物資移動の件だ。塚田君にも言ってある。彼が上手くやってくれるはずだ」
丸松倉庫は、うちの会社より小さな倉庫だけど、扱っている荷物は、大手企業のものが多かった。
それを、ディスカウントショップやホームセンターに納める。
前に一度、うちの倉庫に入りきれなくなった物を預かってもらった事があったが、立地条件も良く、うちの子会社にする計画がある。
その手始めとして、丸松倉庫に保管してある物資のうち、大型家電をうちの倉庫に移動させようという話があった。
いよいよその話が動き始めるようだ。