トキトメ
「そんな事無いよー。あの人私より年上なのに、何年経っても敬語だし、仕事は確かに出来るけど、何かイマイ

チとっつきにくいというか・・・」

「律ちゃん、あの人の事、何とも思ってないよね?」

「当たり前でしょ」

「・・・」

 真顔になる良くん。

 何心配しちゃってるのよ。
 
 会社じゃなかったら、ぎゅっと抱きしめたい。

「ホントだって。心配しないで。ねっ?」

 彼の顔を覗き込む。

「わかった」

「よしよし」

 私はポンポンと彼の頭を撫でた。

 その顔に笑顔が戻る。

 やっぱりその笑顔、癒されるわ~




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