トキトメ
「ところで前田さん、椛島リーダーとは、いつからお付き合いされてるんですか?」

「歓迎会を開いてもらった日から」

「えっ? それじゃあまだそんなに経ってないんですね」

「そうだね」

「では、一緒に住むようになったのも、最近なんですね」

「歓迎会の次の日からだよ」

「えっ? それって、告白してすぐに同棲?」

「ああ」

「よくそんなに早く決断出来ますね」

「俺はリーダーの事、入社してすぐに好きになった。同棲については俺もそんなに早くとは思ってなかったんだけど、意外にも彼女がすぐに承諾してくれてね」

「でも、考えられません。10歳も年上の方ですよ。よく恋愛の対象になりますね」

「年は気にしない。彼女、可愛いし」

「・・・」

 律ちゃんは本当に可愛い。

 年上の人に言うのは失礼かもしれないけど、実年齢よりかなり下に見えるのは、童顔だからってこともあるし、肌が綺麗だからだ。

 シミひとつない顔には、そんなに化粧をする必要もなく、限りなく素肌に近い。

 色白なので、薄めのルージュも似合う。

 仕事の顔と、家で俺に見せてくれる顔のギャップもたまらない。

 最近では、俺から抱かれると感じているようで、その口からこぼれる色っぽい声に我をなくしてしまいそうになる。

 最初の頃は痛かったみたいだけど、俺が中に入る頃には、もうそこは十分に潤っていた。



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