話術師フェイス
 マイスター:「今日も仕事?」



 キララ:「うん・・・ホント大変だよ。でも、慣れるまでの辛抱するよ。」



 マイスター:「あまり、身体を壊さないようにしろよ。」



 キララ:「うん。ありがとう。まぁ、死なない程度に頑張るよ(笑)」



 キララは、つい最近までボクやマイスター同様、とても小さな世界・・・自分ひとりだけの世界で暮らしていた。



 だけど、このゲームでいろんな人と接するうちに他人にも慣れ、カウンセリングにも通うようになり、とうとう先日就職までした。



 ボクが知ってる彼女は明るくて優しいところとか知らないが、やっぱり彼女もボクのように1人で閉じこもり、他人を信じられない時代があったのだろうか・・・。



 正直・・・信じられないな・・・・・・・。



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