話術師フェイス



 フェイス:「おはよう、マイスター。なんだか久しぶり。」



 マイスター;「あ、フェイス。そうだな。なんだか久しぶりだな。」



 ボクと劉備が出会ってから六日がたった。



 彼がボクに与えた“一週間”まで、残り一日。



 ・・・・今日、彼を倒さなければ、ボクは消える・・・。



 フェイス:「キララさん殺害の犯人捕まったよ。」



 マイスター:「あぁ、知ってる。少年Aって・・・あれ、k1リリのことだろう?」



 フェイス:「うん。」



 短い返事に色んな意味を込める。



 マイスター:「でもやっぱりアイツだったか・・・許せないな。」



 一般的に見れば、そうだろうな。



 でも、現実は彼も被害者でしかない。



 劉備に変わり、ボクに変わり、殺人犯となった少年。



 もうすぐ家裁が始まる。



 いかなる処分が下るのだろうか・・・。



 少年法で守られているとは言え、タダではすまないだろう・・・・。



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