話術師フェイス
 マイスター:「どういう・・・事だよ?」



 フェイス:「最初の違和感は、ボクが劉備に話しかけられたときだった。」



 ・・・・・・・・・はじめまして、フェイスくん・・・・。



 あの時、気がつくべきだった。



 フェイス:「あの時、内緒チャットをしていたとき、マイスターの姿が消えていた。あの時、ボクは劉備がボクにガードをかけていたのだと思っていたけど、劉備はボクに言ったんだ。」



 ・・・・僕は君には・・・・・



 フェイス;「『君には決して手を出さない』・・・・と。」



 マイスター:「そんなこと本当のこととは限らないじゃないか?」



 フェイス:「もちろん。そうだよ。それだけでは信じられない。だけどもう一つあるんだ。」



 マイスター:「なんだよ?」



 フェイス:「・・・弥生さんだよ。」



 マイスター:「は?『弥生』?お前、もしかして日本史ナンバーとも会ったのか?」



 ここまで来て、シラを切るな!



 フェイス:「彼女は最初の容疑者にボクをあげ、次にk1リリを上げた。」



 マイスター:「それが?」



 フェイス:「どう考えても、おかしい。どうして、そこにマイスターが上がらなかったんだよ?」



 確かに、ボクは犯人には出来なかった。



 だけど、もしボクの次に容疑をかけるならば、k1リリではない。



 ・・・・マイスター・・・お前はどうして弥生さんの容疑者の中から外れた?

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