話術師フェイス
 フェイス:「わかんない・・・・・・・・。」



 そうとしか、答えられなかった・・・。



 マイスター:「だったら、なんて言えばお前は納得するんだよ?」



 フェイス:「・・・・・そうだね・・・ごめん・・・。」



 あやまることしかできなかった。



 罪人の言葉は咎人の言葉。



 その言葉は誰の元にも届かず、何の効力すらない。



 無力・・・・いや、『廃人』と言っても過言ではないだろう・・・・・・。



 だけど、彼をそうさせたのは他でもないボクだった・・・・・・。



 マイスター:「あやまるんじゃねぇよ・・・。」



 フェイス;「うん。ごめん。」



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