話術師フェイス
 劉備:「君の立場から見ればそういうことになるな。だが、コレだけの短い時間と会話だけで、そこまで見抜かれてしまうとはね・・・。君は本当に恐ろしいな・・・。」



 その言葉は聞き飽きた。



 だからこそ思う・・・。



 フェイス:「だったら敵対しなければ良いのですよ。万が一、僕と対決しようものなら容赦はしないです。」



 『脅迫』 



 弥生さんからラーニングした技だ。



 だけど、全てが終わった後のボクにとって見れば、二度と使いたくない技でもある。



 劉備:「そういうわけにも行かないさ。君が犯した重大なミスを責めることが、今の僕がおおせつかった役割なのだからね。」



 おおせつかった?



 誰から・・・?



 いや、それよりも・・・・。



 フェイス:「そこまでしてボクを最強の座から引き摺り下ろしたいですか?」



 自分で言わなくても分かっている。



 それが、最強の名を自ら語ったものの宿命・・・・。



 ・・・・・・・人を1人を消し去ったものの罪・・・・・・・・。



 受けてやるさ・・・。



 どんなことだって・・・・・・・。


< 181 / 207 >

この作品をシェア

pagetop