話術師フェイス

　フェイス；「もちろん、その可能性は否定しませんが･･･おそらくシナリオはアイツが彼女を『威圧』して、自ら殺されてもかまわないように仕向けた･･･と言ったところでしょう？」



　彼女は戦いを好む性格ではなかった。



　いや、それを言い出したらアイツも戦いを好むようには見えなかったから、一概には言えないのだが、そのように考える方が無理のないシナリオだ････。



　ただの勘･････。



　だけど･････････



　････････････ノーヒントではない･･････。



　劉備：「そこまで読んでいたのか？どうやら、僕が君を蹴落とすとのはいささか早すぎたようだな･･･。」



　フェイス：「分かってくれれば、十分です。仮にもアイツは友人だったんだ。いかに非道なコトをしようが、それは変わらない。多少の手心は加えます。」



　だから、あの時分かっていても言えなかった･･･。



　････本当に･････最低だったのは･･･････



　･･･････お前だったんだ････。