話術師フェイス
 そんなことを考えていると・・・



 うさ美:「おはよ~フェイスくん。あれ?弥生もいるんだ。おはよう弥生。」



 突然、うさ美さんからのメッセージが届く。



 嘘つきの老兵うさ美



 アイツの仕掛けた狙い通り、影で暗躍した彼女。



 おそらく、ボクという存在がいなければ、今頃アイツの思うがままの操り人形と化していたであろう彼女。



 だけど、今となっては全て過去の話であり、仮定の話。



 結局、アイツの野望は唯一のイレギュラーだったボクと言う存在によって、ものの見事に朽ち果てた。



 優越感などあるはずがない・・・。



 全ては結果論であり、もしかしたらボクという存在がいなくても、事件は解決したかもしれないし、逆を言うならば、ボクがいたことで、本当はもっと簡単にスマートに解決できた事件をごった返してしまったかもしれないのだ。



 もし、誰かが出てきてボクのコトをこう評価するものがいたら、決してボクは否定しない・・・。








 ・・・・・・・・・・・・・・・余計な真似をしやがって・・・・・・・・・・・・・。





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