話術師フェイス
 キララ:「いや、昨日のことだし、それにk1リリは中学生だからね・・・って言うか、フェイ君、話すなよ・・・。ややこしくなるって言ったじゃん。」



 いろんなコトを同時に言いだすキララ。



 簡単に説明すると、ボクはk1リリのことは黙ってていてくれと、言われていた。
特に、うさ美さんには・・・。



 しかし、キララさんがここに来る前、うさ美さんだけが先にボクと合流してしまい、何を話していいのか困ったボクは、つい昨日の出来事を話してしまったのだ。



 フェイス:「ごめんなさい。」



 素直にあやまることしか出来ないボク。



 反論する余地がないから仕方ないのだが・・・。




 うさ美:「フェイスくんが謝る必要なんてない!相手は中学生なんだよ!そういうヤツに甘い顔していたらどこまでも付け上がるんだから、ドカンとやっちゃえばいいんだよ、ドカンと!」



 フェイス:「いや・・・中学生相手にドカンとやるというのは、ちょっと・・・。」
そう、昨日ボクに無礼を働いたk1リリ。



 キララの話によると、彼はまだ中学生だったのだ。



 もっとも、情報が不確定なネットの世界。



 彼が自称中学生という可能性は否定しないが・・・・。



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