話術師フェイス
 キララ:「分からないけど、うさ美に挨拶をしたってコトは、彼女をスカウトするつもりかも・・・。」



 ってコトは・・・。もしかして・・・。



 うさ美:「ちょっと、どうしたのさ?ふたりとも黙っちゃって!」



 内緒チャットは話している本人以外は聞こえない。



 内緒チャットをしているコトを知らないうさ美さんからしてみれば、ボクたちはずっと黙っているように見えるのだろう



 キララ:「あ・・・ごめん。ちょっとふたりで秘密の会話をしてたの。」



 うさ美:「えぇ!ふたりともそういう関係だったの?」



 フェイス:「え?違うよ。」



 否定してから、ふたりが冗談を言ってるコトに気がつく。



 あ・・・またやっちゃった・・・。



 どうして、ボクはこういうことが出来ないのだろう・・・。



 キララ:「そこまでムキになって否定しなくても・・・私が悲しいじゃん。」



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