話術師フェイス
 うさ美:「そ~だ、そ~だ、フェイス君は、女心が分かってないなぁ~。」



 フェイス:「ごめんなさい。」



 このあたりで、素直にあやまってしまうあたり、ボクにはボキャブラリーが足りないと思う。



 キララ:「とにかく、フェイ君。うさ美を守ってあげてね。」



 再び、うさ美さんには聞こえないような内緒チャットで、キララが文字を送ってくる。



 フェイス:「え?守るって誰から?」



 キララ:「色々だよ・・・私はたぶん、もうすぐいられなくなるから・・・・。」



 え?いなくなるって・・・・・・・・・・・。



    ・・・・・・・・・・・・どういう・・・・・・・・・・・・。



 キララ:「よろしくね!・・・あと、私は別にフェイ君とそういう関係になっていても悪くなかったと思うよ。」





 え?


 
 えぇ!



 その一言はボクの心の動機を激しくされる。



 キララさんももしかして・・・・・・・・。


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