話術師フェイス
 謎の殺人者:「なるほど。確かに言われると筋が通っている。しかし、劉備は現在『大正』によって拘束されていると思ったが・・・。」



 日本史ナンバーの中でも下級レベルに位置する現代ナンバー。『看守役・大正』



 現在の彼女の仕事は、白竜メンバーの拘束。



 フェイス:「そんなウソがボクに通じるとでも?だいたい、うさ美さんから話は聞いています。何でも最近復帰したそうじゃないですか?」



 そもそも劉備さんほどにもなれば『大正』ぐらい敵ではないとは、うさ美さんの方便。



 謎の殺人者:「なんと!君はうさ美くんと知り合いであったか・・・。意外だな。いや、でも十分考慮できたことか・・・。僕としたことが油断したようだ。いいだろう。負けを認めよう。」



 言うが早いが、謎の殺人者さんは一瞬その姿を消しさると



 劉備:「君の勝ちだ。僕も本当の姿をさらして相手をすることにするよ。」



 会話中に名前を変えるという芸当まで持っているのか、この男は・・・。



 もしかして、ボクは今最も対峙してはいけない男と対峙しているのではないだろうか・・・。



 ・・・・いや、それは最初からそうか・・・。



 とりあえず、第1ラウンドはボクが制した。



 おかげで、彼は本当の姿をさらすコトになった。



 ・・・・・・勝負はこれから・・・・・・。



 コレからが、ボクと劉備の戦い・・・・・。



 いや、そんな生易しいものじゃない。



 これは、キララの弔い合戦・・・・・・・・・・・・・。


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