話術師フェイス
 フェイス:「どちらにしろあなたは、あの拡声器を流したおかげでいろんな人物と接点を持つことが出来るようになった・・・。」



 何も、話しかけるのを待つだけではない。



 あの拡声器のおかげで、劉備さんは『聞き込み』と称し、色んな人物に話しかけることができるようになったのだ・・・。







   ・・・言葉の呪縛・・・。
 文字だけの世界において、これほど強いものはない・・・。






 フェイス:「何のため?・・・と最初は考えたが、あなたが劉備であるなら、予想できる目的は一つしかない。」



 劉備:「それこそが白竜の復活と君は考えた・・・というわけか?」



 フェイス:「その上で、ボクはあなたの味方にならないと答えました。」



 白竜に入ることが危険だから・・・という理由もあるが、それだけではない。



 最初に言ったとおり、ボクの見立てからして犯人はどう見ても劉備だ。



 キララさんを殺した人間と手を組むなんて・・・・・・出来るはずもない・・・・。



 劉備:「なるほど。ならば今この瞬間から君は僕の敵だ。」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・え?
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