話術師フェイス
 フェイス:「いいんですか?ボクがもっとも得意とするのは、『話術』ですよ。短期決戦ならともかく、長引けば追い込まれるのはあなたのほうだ。」



 一応のハッタリ。



 そんなものは全然得意じゃないけど、劉備さんとのやり取りをもし監視していたのなら、少しは通じるかもしれない。



 弥生:「あ、そう。って言うか、それぐらい知らないとでも思って?私のアダ名は『諜報部』よ。ちなみに、私のもっとも得意なものは『脅迫』。」



 『諜報部・弥生』・・・か・・・。



 フェイス:「あなたとは、ウマが会いそうにありませんね。」



 弥生:「あら?それは残念。私はあなたとはいいコンビが組めそうと思ったのに・・・。」



 コンビ?



 え?



 フェイス;「え?ボクとですか?」



 なんで?



 いきなり、何を言い出すのだ?この女は・・・。



 弥生:「冗談よ。」



 あ、やっぱり・・・。



 ・・・・・・・まったく・・・やりにくいな・・・・・・。
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