話術師フェイス
 弥生:「こんにちは、フェイス。」



 !!!



 それは唐突だった。



 まるで見計らっていたようなタイミング。



 ・・・・・・・・・・・見張られていた。



 フェイス:「なんのようですか?」



 嫌が応にも警戒が強まる・・・。



 弥生:「別に・・・。用がなければ話しかけちゃいけないの?」



 ・・・・・・当然だろう?



 お前は自分が何者が分かってないのか・・・。




 フェイス:「今まで見ていたのですか?」



 率直に聞いてみる。



 他の切り口が見つからなかったのだ。



 そして、彼女がもし、今までのやり取りを見ていたとしたら・・・・。



 ・・・・・・・・うさ美さんが危ない・・・・・・・・。



 弥生:「そんなこと、今さらながらに聞かなくても分かりそうなものだけど?」



 つまり、見ていたのか・・・。



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