話術師フェイス
山の手公園は、ボクの家から歩いて15分ほど歩いたところにある小さな児童公園である。
山の手住宅街と呼ばれる住宅地のど真ん中にあり、敷地の広さは学校の体育館程度。
そこにところせましと滑り台、ブランコ、砂場と典型的な自動道具が並んでおり、安全面と治安面に危惧してか、入り口以外は緑色の網で囲んであった。
この場所を指定したこと。
そして、ボクの家に直接手紙を渡したこと。
そこから考えて、当然相手はボクの名前、顔、住所までを把握しているだろう。
・・・・・・だから、どうした・・・・・。
別にそれに対して焦る必要はない。
そんなことは最初から分かっていたことだ。
相手が、ボクの全てを知ってるというのであるならば、ボクはそれを逆手に取れば良いだけの話。
決してハンデではない。
むしろ、ボクにとっては、それこそが最大の武器と言えるかもしれない。
劉備も大和すらも持ち得なかった、最強の武器。
守るものがないからこそ隠すものがないからこそ、全力で攻撃に集中できる。
おそらく、彼らが今まで対峙したことのなかった敵・・・。
・・・・それが・・・・ボク。『話術師』だ・・・。
自分の立場を理解しろ。自分がどこに立っているのかを理解しろ。
そうすれば、おのずと自分ができることが理解できる。
人は、誰だって『最強』になれる。
ボクは『最凶』になることだってできる・・・・・・・・・・ハズだ・・・・・・・。
山の手住宅街と呼ばれる住宅地のど真ん中にあり、敷地の広さは学校の体育館程度。
そこにところせましと滑り台、ブランコ、砂場と典型的な自動道具が並んでおり、安全面と治安面に危惧してか、入り口以外は緑色の網で囲んであった。
この場所を指定したこと。
そして、ボクの家に直接手紙を渡したこと。
そこから考えて、当然相手はボクの名前、顔、住所までを把握しているだろう。
・・・・・・だから、どうした・・・・・。
別にそれに対して焦る必要はない。
そんなことは最初から分かっていたことだ。
相手が、ボクの全てを知ってるというのであるならば、ボクはそれを逆手に取れば良いだけの話。
決してハンデではない。
むしろ、ボクにとっては、それこそが最大の武器と言えるかもしれない。
劉備も大和すらも持ち得なかった、最強の武器。
守るものがないからこそ隠すものがないからこそ、全力で攻撃に集中できる。
おそらく、彼らが今まで対峙したことのなかった敵・・・。
・・・・それが・・・・ボク。『話術師』だ・・・。
自分の立場を理解しろ。自分がどこに立っているのかを理解しろ。
そうすれば、おのずと自分ができることが理解できる。
人は、誰だって『最強』になれる。
ボクは『最凶』になることだってできる・・・・・・・・・・ハズだ・・・・・・・。