太陽と月
雨の後には必ず光がさす。


あたしの未来にも光がさす。





そう信じてる―。





いつもの通学路を歩くと紫陽花が紫や青やピンクと色どっていた。


雨でも力強く咲いてる紫陽花が誇らしく見える。


その紫陽花の横を通り過ぎ学校へ向かおうとした時。




…目を奪われた―。





一瞬にして、あたしの中の時が止まった。



空を見上げる、あなたに。



長いまつ毛。


大きな澄んだ影を持つ瞳。



その瞳から目が離せない。



どうしてかな…?
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