太陽と月
その笑顔は今朝出会った人とは正反対。



―太陽と月―



今、目の前にいる人は眩しい位の笑顔を見せ太陽みたい。


今朝出会った人は闇に包まれてて月のようだった。



「なぁ〜に見とれてんの?」


あたしは咄嗟に目を反らす。



この人…軽そうだなぁ。



「冗談だって!このプリント重いだろ?教室まで持ってってやるよ」


その人は、すばやく落としたプリントを拾うと歩き出した。


「ちょっ…待って…」


あたしは走って、その人の後を追いかける。
< 24 / 57 >

この作品をシェア

pagetop